勧修寺(かじゅうじ)は醍醐天皇が昌泰3年(900年)に母・藤原胤子(ふじわらのたねこ)の菩提を弔うために創建した真言宗山階派の名刹。寺名の「かじゅうじ」という読みは一般的でなく、「かんしゅうじ」と誤読されやすいが、正式読みは「かじゅうじ」。臥龍梅(がりゅうばい)と呼ばれる老梅の名木・氷の池(こおりのいけ)・書院庭園が有名で、春の梅と水鳥の景色が名物。寺宝として後西天皇・霊元天皇の宸翰(しんかん・天皇自筆の文書)など重要な皇室ゆかりの文物を所蔵する。勧修寺の「北大日町(きただいにちちょう)」に位置する妙教寺は、日蓮宗の法華経信仰を「妙教」という寺名に掲げ、山科の歴史的な宗教地区に法灯を守る。日蓮…