長田神社(ながたじんじゃ)は兵庫県神戸市長田区長田町に鎮座する古社で、生田神社・湊川神社とともに「神戸三社」を構成する。主祭神は事代主神(えびす神)で、商売繁盛・福徳円満の神として広く崇敬される。社伝によれば神功皇后の三韓征伐の帰途、神託によって事代主神を長田の地に祀ったのが始まりとされ、『日本書紀』にも記載のある古社である。延喜式神名帳では名神大社に列せられた。神仏霊場巡拝の道第68番。神戸市民から「長田さん」と親しまれ、毎年2月の節分追儺式(重要無形民俗文化財)は古代から続く神事として知られる。1995年の阪神・淡路大震災では大きな被害を受けたが復興され、現在は神戸の下町・長田の中心的な精神的拠り所として、商売繁盛祈願や初詣に多くの参拝者が訪れる。
長田神社の創建は『日本書紀』神功皇后摂政元年(西暦201年頃)の条に記され、皇后の三韓征伐の帰途、神託によって「事代主尊を御心の長田国に祭らしめよ」とあったため、武庫郡長田の地に社を建てたのが始まりとされる。広田神社(西宮)、生田神社(神戸)、長田神社の三社は同時に創建されたとも伝わり、いずれも神功皇后伝承を共有する古社である。平安時代の『延喜式』神名帳では明石郡長田神社として名神大社に列せられ、月次相嘗新嘗の幣帛に預かる別格の社として朝廷から尊崇された。中世には武家政権の崇敬を受け、源平合戦期には平氏の福原遷都(1180年)に際して都の鎮守的位置づけがなされたとも伝わる。江戸時代には西国街道…