能福寺の創建は伝教大師最澄が延暦24年(805年)、唐からの帰朝の際に当地に仮泊したのが起源とされ、最澄ゆかりの古刹として1200年以上の歴史を持つ。中世の福原京遷都(治承4年・1180年)に際して平清盛が当寺を中興し、福原の地の鎮守的寺院として整備した。清盛は治承5年(1181年)に当寺で剃髪・出家したと伝わり、同年閏2月に福原で没した後、遺骨は当寺に葬られた(諸説あり)。境内の「平相国廟」と称される墓所は、清盛の墓所として後世に伝わる。源平合戦・南北朝・戦国の戦乱と神戸の都市変遷を経ながら法灯を維持し、明治時代の1891年(明治24年)に「兵庫大仏(毘盧舎那仏)」が初代として建立された(鋳…