小田原用水は戦国時代の天文年間(1532-1555年)に北条氏康が整備したとされる。
早川の水を城下町に引き込む上水道で、日本最古級の水道施設とされる。
神田上水(1590年)や玉川上水(1654年)よりも古い歴史を持つ。
北条氏の城下町経営における先進性を示す画期的な都市インフラであった。
小田原城を中心とした城下町の発展に不可欠な水の供給を担った。
江戸時代に入っても引き続き使用され、城下の生活用水として機能した。
明治以降は近代水道の整備に伴い、その役割を徐々に終えた。
昭和・平成に入り、歴史的水路としての価値が再評価された。
現在は一部が復元・整備され、歴史散策路として活用されている。…