伝・天平7年(735年)、**行基**が聖武天皇勅願により開山したと伝わる真言宗智山派の古刹で、山号は稲園山、院号は観音院。延暦6年(787年)に**紀是広**が七区の仏閣と十二僧坊を建立したことから「**七寺**(しちじ)」の名で呼ばれるようになった。安元元年〜治承2年(1175-1178年)には**「七寺一切経」3,398巻1,556帖**の書写事業が行われ、平安末期仏教文献の集大成として現代まで伝わり、**国指定重要文化財**に指定されている。また**木造観音菩薩坐像・木造勢至菩薩坐像**(ともに平安後期作)も**国重要文化財**で、名古屋を代表する平安仏像の名品。慶長16年(1611年)の徳川家康による**清洲越し**で清洲城下から現在の名古屋大須へ移築され、大須観音・萬松寺・總見寺と共に大須の寺町を形成した。昭和20年(1945年)3月19日の名古屋大空襲で本堂・三重塔等、経蔵以…