西郷隆盛像は、西南戦争(1877年)で政府軍と戦い「朝敵」として没した西郷隆盛の名誉回復を象徴する目的で建立が計画された。1889年(明治22年)の大日本帝国憲法発布に際し明治天皇の大赦により西郷の賊名が雪がれたことを機に、建立に向けた機運が高まった。制作は明治を代表する彫刻家・高村光雲が担い、犬のツンの部分は後藤貞行が手がけたとされる。1893年(明治26年)頃から制作が本格化し、1898年(明治31年)12月18日に上野恩賜公園の入口にて除幕式が執り行われた。除幕式には西郷夫人・糸子も出席し、「うちの人はこんな顔じゃなか」と語ったとされるエピソードが広く知られる。銅像は高さ約3.7メートル…