三玄院の創建は天正17年(1589年)にさかのぼる。開山は大徳寺の高僧・春屋宗園(しゅんおくそうえん、1529〜1611年)で、開基(創建の施主)は石田三成(1560〜1600年)・浅野長政(1547〜1611年)・森忠政(1570〜1634年)の三名の武将。「三玄院」の名は、この三人の施主に由来すると伝わる(「三玄」は禅の深意を示す語でもある)。
大徳寺は鎌倉時代末期に宗峰妙超(しゅうほうみょうちょう、大燈国師、1282〜1338年)が開創した臨済宗の大道場で、足利将軍や後の応仁の乱で荒廃した後、一休宗純(1394〜1481年)の尽力と堺の商人・日野一族の支援により再興された。豊臣秀吉が父…