三寳寺(大應山)は浄土宗の寺院として天正10年(1582年)に天誉が開創した。同年は本能寺の変(1582年6月)が起きた年でもあり、戦国期から安土桃山期の激動を経て創建された寺院のひとつ。元禄4年(1691年)に僧・岌誉が中興し、堂宇を整えた。三条通大宮西入の上瓦町は平安京に瓦を供給していた職人「瓦師」の居住地に由来する地名で、神泉苑にも近い旧市街地の一角。
境内には江戸時代中期の国学者・歌人、加藤美樹(かとうちき、1721〜1777年)の墓碑が残る。加藤美樹は賀茂真淵(1697〜1769年)の弟子で万葉集の研究者として知られ、京都で急死して当寺に葬られた。その後、平成10年(1998年)に…