青龍殿は1996年(平成8年)に開設された瑞巌寺の宝物館である。瑞巌寺は828年(天長5年)に慈覚大師円仁が開山したと伝わる東北を代表する古刹で、以後平安・鎌倉・室町期を経て奥州の仏教文化の中心の一つとして栄えた。1604年(慶長9年)から約5年をかけ、仙台藩初代藩主・伊達政宗が総力を挙げて伽藍を再建・整備し、現在の本堂・庫裏・廊下棟を完成させた。政宗は瑞巌寺を伊達家の菩提寺と定め、桃山様式の粋を尽くした荘厳な建築と障壁画を造営した。これらの障壁画は後に国指定重要文化財に指定されたが、保存管理の観点から本堂での公開が制限されるようになり、青龍殿に移して展示されることとなった。現在は政宗所用の甲…