福浦島は松島湾に浮かぶ周囲約1キロメートルの小島で、古くは「浮島」とも呼ばれていたと伝わる。島には平安時代から修験者や僧侶が訪れ、信仰の場として利用されていたとされる。江戸時代初期の1600年頃には島内に弁財天が祀られ、海上交通や縁結びの守護神として信仰を集めるようになったと伝わる。近世には仙台藩の保護のもと、松島の景勝地のひとつとして広く知られるようになった。明治・大正期には観光地としての整備が進み、島全体の植生も注目されるようになった。現在の朱塗りの福浦橋(全長252メートル)は1959年(昭和34年)に架設されたもので、それ以前は渡し船で島へ渡っていたとされる。昭和中期以降、島全体が宮城…