大阪市生野区舎利寺に位置する曹洞宗の寺院で、山号は源聖山、寺号は舎利寺。嘉禄2年(1226年)、唐から帰朝した禅僧・円珠上人が仏舎利(しゃり、釈迦の遺骨)を奉納して創建したと伝わる古刹で、寺名も仏舎利に由来する。「舎利寺」の地名の起源となった寺院で、生野区南部の地名として現在も「舎利寺」の町名が残る。本尊は釈迦如来。江戸時代には大坂南郊の禅寺として信仰を集め、境内には室町〜江戸期の石塔・石仏・五輪塔群が点在する。現在の本堂・山門は昭和期の再建だが、境内の落ち着いた風情と古い石造物群は中世以来の寺院の歴史を今に伝える。大阪環状線桃谷駅から徒歩15分と少し距離があるが、鶴橋から南に延びる住宅街の歴史散策の隠れた名所。