京成柴又駅から柴又帝釈天(題経寺)の山門まで続く約200mの歴史ある参道。名物の草だんご・煎餅などを販売する老舗が軒を連ね、昭和の下町情緒を色濃く残す石畳の商店街として全国から観光客が訪れる。映画「男はつらいよ」シリーズの主人公・車寅次郎が旅から戻るたびに歩いた参道として広く知られ、参道入口には寅さんの銅像、帝釈天前には妹さくらが出迎える銅像が立つ。焼きたての煎餅の香りと草だんごの甘さが漂う参道の風景は、東京の下町文化を代表する情景として映画・テレビにも幾度となく登場した。江戸時代から続く庶民の参拝文化が今も息づく柴又の象徴的な空間で、昭和の面影を大切に保ちながら現代に伝えられている。