東京都渋谷区東に所在する高野山真言宗の寺院。正式名称は源秀山永松院室泉寺、本尊は阿弥陀如来。創建年代は不詳。もとは江戸芝金杉(現・港区芝)にあった浄土真宗西本願寺派の寺院であったが、元禄13年(1700年)、旗本・松平忠益が自邸を快円上人に寄進した際に真言宗へ転宗し、あわせて渋谷の現在地へ移転したと伝わる。江戸八十八ヶ所を定めた「御府内八十八箇所霊場」の第7番札所として巡礼者を受け入れてきた歴史ある古刹。境内に立つ「源秀地蔵(げんしゅうじぞう)」は、元文4年(1739年)、足が不自由な14歳の少女が地蔵に一心に願掛けしたところ病が癒えたことから、その霊験を讃えて当寺に奉納された延命地蔵菩薩像で、霊験あらたかな地蔵として近隣の信仰を集めている。JR恵比寿駅東口から徒歩4分、都心の幹線道路沿いながら江戸期以来の真言密教の伝統を守る都市寺院。