照国神社は、薩摩藩第11代藩主・島津斉彬を祭神とする神社である。斉彬は安政5年(1858年)7月、集成館事業の推進や開国政策への対応に尽力する中で急逝した。その後、近代日本の礎を築いた功績が朝廷に認められ、文久3年(1863年)、勅命によって「照國大明神」の神号を賜り、現在地に社殿が造営された。明治維新後は近代社格制度のもとで別格官幣社に列せられ、国家的な崇敬を集めた。斉彬に見出され薫陶を受けた西郷隆盛は、生涯この神社を深く敬ったと伝わる。明治以降、社域は整備が重ねられ、境内には斉彬の銅像も建立された。第二次世界大戦中の鹿児島空襲により社殿は被災したが、戦後に復興・再建され現在の姿となった。今…