長野県長野市戸隠に位置する高原の池。戸隠連峰の山並みが水面に映り込む絶景で知られ、特に秋の紅葉シーズンには絵のような景色を求めて全国からカメラマン・観光客が訪れる。標高約1,200mの高原に位置し、周辺はブナ・ミズナラ・カラマツなどの広葉樹林が広がる。隣接する戸隠自然公園には戸隠神社五社・戸隠古道・忍者村(戸隠忍法帖の舞台)・スキー場などが整備され、四季を通じて多様なアウトドア体験が楽しめる信州有数のリゾートエリア。
戸隠高原は、修験道の霊場として古くから信仰を集めた戸隠山の麓に広がる高原地帯である。戸隠神社の創建は平安時代にさかのぼるとされ、中世には修験者や参詣者が行き交う霊地として栄えた。鏡池は戸隠連峰の山麓に自然に形成された湿地性の池であり、江戸時代(19世紀初頭ごろ)には既に周辺の地形の一部として存在していたと考えられている。明治時代以降、修験道の廃止令による一時的な衰退を経つつも、戸隠は神社信仰の地として再整備された。20世紀に入ると、長野県による自然公園の整備が進み、戸隠自然公園として保護・管理されるようになった。鏡池の名称が広く知られるようになったのは近代以降とされ、特に戸隠連峰の峰々が水面に…