寛永15年(1638年)、三代将軍・徳川家光が、師と仰いだ臨済宗の高僧・沢庵宗彭(たくあんそうほう)を開山に迎え創建した。家光は沢庵に深く帰依し、広大な寺域と豊かな寺領を与えたとされる。「たくあん漬け」の名称は沢庵和尚に由来するという説が広く伝わる。江戸時代を通じて幕府との結びつきは深く、徳川家重をはじめ歴代将軍の位牌が安置されるなど、将軍家ゆかりの大寺院として栄えた。品川宿の名所としても知られ、境内は現在よりはるかに広大であったとされる。幕末の慶応4年(1868年)、江戸城の無血開城に向けた交渉において、勝海舟と西郷隆盛がこの地で会談したと伝わる。明治以降、近代化に伴う社会変動や都市開発によ…