船橋市西船1丁目の台地上に鎮座する浅間神社。社宝の懸仏の年代から、鎌倉時代後期から室町時代前期に山野村の人々が駿河国富士山本宮浅間神社を勧請して創建されたと推定される。元禄15年(1702年)の古記録には既に「富士浅間社」として記され、別当寺は隣接の正覚寺(後に正延寺として合併)であった。祭神は木花咲耶姫命で、縁結び・安産・子育ての神として近隣の村人の信仰を集めた。昭和初期までは境内から東京湾越しに富士山を遥拝でき、毎年7月1日の山開きには大勢の参詣者で賑わったという。約2000坪の境内には船橋市指定保存樹林の松・椿・欅、市内随一を誇る御影石敷の参道(約200m)があり、船橋屈指の荘厳な神域を保つ。現社殿は嘉永3年(1850年)の造営。JR西船橋駅から南西へ徒歩10分。