明治16年(1883年)、幕末・維新期に幕臣・剣客・書家・政治家として活躍した山岡鉄舟(1836〜1888)が、明治維新に際して国事に殉じた人々の菩提を弔うため、東京・谷中の地に創建した臨済宗国泰寺派の寺院である。鉄舟は慶応4年(1868年)、西郷隆盛と勝海舟の会談に先立ち単身駿府に赴いて西郷と直談判し、江戸無血開城への道筋をつけた人物として広く知られる。剣・禅・書の三道における達人としても名高く、明治21年(1888年)に没した鉄舟自身も境内に葬られている。また、落語中興の祖と称される三遊亭圓朝(1839〜1900)もここに墓所を構え、圓朝が生涯をかけて収集した幽霊画50幅は「圓朝コレクショ…