両者とも琉球王国の領域だったが、1609年の薩摩侵攻で奄美が薩摩藩直轄領、沖縄が琉球王国(薩摩支配下)として分離。明治12年(1879年)の琉球処分で沖縄県が成立、奄美は鹿児島県に組み込まれた。文化的には連続性があるが、近代以降は別行政区。
鹿児島本港から船で奄美大島約11時間、羽田・福岡から空路で奄美空港・徳之島空港・沖永良部空港へ。観光は奄美大島(西郷ゆかり)+沖永良部(西郷ゆかり)の2島セットが定番。レンタカーで2泊3日かけて巡るのが現実的。
奄美大島の伝統的絹織物で、泥染めによる深い茶黒色が特徴。1300年以上の歴史を持ち、ユネスコ無形文化遺産候補。大島紬の着物は数十万〜数百万円する高級品で、奄美の代表的伝統文化財。
愛加那の家系は奄美に現存。彼女との間に生まれた長男・菊次郎は維新後西郷家に引き取られ、後の京都市長になりました。長女・菊草は奄美で生活し、彼女の子孫が現代の奄美に残っています。「西郷の島の家系」として知られる。
奄美博物館・大島紬美術館・島内のサトウキビ畑などで近世奄美の経済・社会史を学べます。「ヤンチュ」(債務奴隷)制度の遺跡・伝承も島内に点在。明るい南の島の風景の背後に、近世日本の苛烈な搾取の歴史が層をなしている事実を学ぶ意義深い旅。