北野天満宮(京都・上京区)——境内最大規模の茅の輪
学問の神様・菅原道真を祀る北野天満宮の夏越の祓は、6月25日〜30日の6日間にわたって行われます。6月25日は毎月恒例の「天神さんの縁日」と重なり、境内には露店が並ぶ「夏越天神市」も同時開催。境内に設置される茅の輪は関西最大級の規模を誇り、目の前に立つと「これをくぐるのか」と思わず圧倒されるほどです。
梅雨明け前の蒸し暑い空気の中、境内のご神木(御土居の木々)から漂う清涼な緑の香りをまといながら茅の輪をくぐる体験は、上半期の疲れをリセットしてくれるとっておきの時間です。
アクセス: 市バス「北野天満宮前」下車すぐ。最寄りのカフェ「粟餅所・澤屋」の粟餅も夏越の祓の時期に訪れたい一品です。
上賀茂神社(京都・北区)——世界遺産の清流で人形を流す
世界遺産にも登録されている上賀茂神社では、茅の輪くぐりとともに「人形(ひとがた)」に名前・年齢・生年月日を書いて境内の小川(御手洗川)に流す「形代流し(かたしろながし)」が行われます。紙の人形に自分の穢れを移して清流に流す、古来の浄化の儀式です。
参道のにの鳥居をくぐると、夏でも涼やかな風が流れ、足元の玉砂利の音が心地よく響きます。視線の先には朱色の楼門と緑の木々のコントラストが広がり、梅雨明け前の曇り空の下でもその美しさは格別です。
神田明神(東京・千代田区)——都心で気軽に茅の輪くぐり
神田明神は御茶ノ水・秋葉原エリアに位置し、都心からアクセスしやすい神社です。6月の夏越の祓では境内に茅の輪が設置され、仕事帰りや週末のお散歩がてら立ち寄れるのが魅力。夏越の祓限定の御朱印を求める参拝者も多く、御朱印帳デビューのきっかけにもなっています。
おすすめルート: 御茶ノ水駅から神田明神を参拝した後、神保町の古書店街を散策するコースが人気です。
鶴岡八幡宮(神奈川・鎌倉市)——源氏池の蓮と合わせて参拝
鶴岡八幡宮の6月30日の大祓は、源氏池・平家池の蓮が咲き始める時期と重なります。境内の池の上に広がるピンクの蓮の花を眺めながら茅の輪くぐりをする体験は、鎌倉ならではの風情があります。
見どころ: 源氏池の蓮は例年6月下旬〜7月上旬が最も美しい時期。夏越の祓の参拝と合わせると一度で二度おいしい鎌倉散策になります。