阿彌陀寺が属する融通念佛宗は、良忍上人(1072〜1132年)が永久5年(1117年)に京都・大原の来迎院での修行中に阿弥陀如来から速疾往生の偈文を授かり開宗した宗派である。総本山・大念佛寺は大治2年(1127年)に鳥羽上皇の勅願によって大阪市平野区に開創され、日本最初の念仏道場と位置づけられる。当寺が立地する伶人町は、四天王寺の雅楽演奏を担った天王寺楽所の伶人(雅楽師)たちが居住したことに由来する地名であり、四天王寺の西側に隣接する歴史ある一画にある。本寺の創建年次や開基に関する詳細な記録は、現時点では公開資料から確認できていない。