東京都品川区西五反田に所在する天台宗の寺院。正式名称は臥龍山能仁寺安養院、本尊は釈迦如来涅槃像。平安時代初期、天台宗第3代座主にして浄土信仰・念仏の祖として知られる慈覚大師円仁(794-864)が開山したと伝わる古刹で、寛永元年(1624年)に唱岳長音によって中興された。本尊の釈迦涅槃像は横臥する姿から「寝釈迦(ねしゃか)」の通称で親しまれ、寺号の別称ともなっている。安永9年(1780年)の火災で焼失した涅槃像は、文化14年(1817年)に再造されたが、昭和20年(1945年)5月24日の空襲で首のみを残して再び焼失。戦後復興して現在に至る。境内には平成3年(1991年)開館の「北インド・チベット仏教美術館」が併設されており、ネパール製の砂曼荼羅(制作に数か月を要する密教美術の精華)やチベット仏教の彫像・仏画を常設展示、密教美術の貴重な研究拠点として知られる。JR五反田駅から徒歩17分、東…