市川市中山4丁目に鎮座する中山門前町の氏神で、江戸期諸書に「安房の須明神」「安房の須祠」として記載される古社。祭神は国常立命、里見安房守(里見広次)、大宮大権現、山王大権現。元々は中山村砂原(現・中山小学校敷地内)に祀られていたが、明治42年(1909年)に境内にあった妙見社(国常立命)に合祀、大正4年(1915年)に大宮大権現(中山4丁目旧503番地)と山王大権現(中山3丁目旧369番地)を合祀して現在地に建立された。祭神の一柱「里見安房守(里見広次)」は、永禄7年(1564年)の第二次国府台合戦で北条氏康の軍勢と戦い、若くして戦死した房総の名族・里見義堯の子。房総里見家は大河ドラマや『南総里見八犬伝』の原型として知られ、安房国を本拠として関東の戦国史に名を残す一族。国府台合戦で散った若武者・里見広次の霊を祀るこの神社は、戦国期下総の動乱と里見家の悲劇を今に伝える貴重な歴史社。開運・育児…