佛光寺の起源は諸説あるが、寺伝では法然の弟子・源智が師の没後(1212年)に六条坊門に阿弥陀堂を建立したのが始まりとされる。空也上人の草庵跡とも伝わる霊地に造営され、親鸞上人の教えが受け継がれた。元亨元年(1321年)に後醍醐天皇から「阿弥陀仏光寺」の勅号を賜り、「仏光寺」の名が確立した。南北朝から室町時代にかけては「絵系図」「絵伝」という絵入り布教資料を活用した独自の布教活動が功を奏し、本願寺をしのぐ最大勢力の真宗寺院となった。しかし文明16年(1484年)、第14世住持・経豪が本願寺八世蓮如の感化を受けて本願寺門下に転じ、多数の末寺を率いて離脱したため、寺勢は急速に衰えた。天正14年(15…