慶長6年(1601年)、仙台藩祖・伊達政宗が徳川家康より拝領した江戸屋敷の跡地で、現在の日比谷公園心字池西岸から庭球場東端、日比谷濠沿いから小音楽堂付近までに広がった広大な上屋敷であった。3代綱宗の代まで60年にわたり仙台藩主江戸在勤の拠点となり、家康が3度、2代秀忠・3代家光がそれぞれ4度訪問してもてなしを受けた記録が残る外桜田の名邸。寛永13年(1636年)5月24日、政宗は70歳でこの屋敷の内で生涯を閉じ、「独眼竜」と称された奥州の英雄の最期の地となった。寛文元年(1661年)まで仙台藩江戸屋敷として機能した後、明治の日比谷公園整備に伴い消滅したが、現在は日比谷公園内に説明板と標石が立ち、公園散策の中で奥州伊達氏の江戸における威光と政宗終焉のドラマを偲ぶことができる。