東京都中央区京橋3-4先の緑地帯内に立つ、江戸歌舞伎の始まりを記念する石碑。寛永元年(1624年)2月15日(新暦4月2日)、尾張出身の初代猿若(中村)勘三郎が「中橋南地」(現・日本橋〜京橋一丁目付近)に芝居櫓を上げ「猿若中村座」(後の中村座)を開場したことが、江戸における歌舞伎興行の嚆矢となった。勘三郎はそれ以前は京の四条河原で女歌舞伎を演じていたと伝わり、江戸下向後この地で江戸歌舞伎の基礎を築いた。猿若中村座は寛永9年(1632年)江戸城に近い中橋から禰宜町(現・日本橋堀留町)へ、慶安4年(1651年)に堺町(現・日本橋人形町)へと移転を重ね、江戸三座の筆頭・中村座として幕末まで栄えた。碑は昭和32年(1957年)建立、碑文には「寛永元年二月十五日 元祖猿若中村勘三郎 この地、中橋南地において、猿若中村座の芝居櫓をあげる これが江戸歌舞伎の始まりなり」と刻まれている。京橋の親柱とほぼ同…