天龍寺(てんりゅうじ)は暦応2年(1339年)に足利尊氏・直義兄弟が後醍醐天皇(1288〜1339年)の菩提を弔うために創建した臨済宗の大本山。開山(初代住職)は夢窓疎石(むそうそせき・1275〜1351年)で、彼は相国寺・鹿苑寺(金閣寺)・大覚寺なども設計・指導した「七朝帝師(ななちょうていし)」。曹源池(そうげんち)庭園は夢窓疎石の設計で、後亀山天皇・嵐山の岩山・大堰川(おおいかわ)を借景として取り込んだ史上初の本格的な借景庭園として名高い。
後醍醐天皇は鎌倉幕府を倒した「建武の新政(けんむのしんせい)」を主導したが、足利尊氏の反乱により京都を追われて吉野(南朝)へ移り、1339年に崩御…