港区芝5丁目の第一京浜(旧東海道)と札の辻交差点付近に位置する江戸時代の高札場(幕府・藩の禁令や重要な御触れを掲示する立札場所)の跡。慶長8年(1603年)、江戸幕府が東海道の江戸の南の入口に設置した江戸最古級の高札場で、日本橋の「高札場(御触書場)」と並ぶ江戸市中の二大高札場の一つとされた。宝永年間(1704〜1711年)までこの地にあり、その後芝口一丁目(現・新橋)に移設された。慶長18年(1613年)には元和9年のキリシタン禁制を厳しく示す高札も立てられ、江戸の治安・行政の象徴的場所。現在は交差点名・町名として「札の辻」が残り、跡地を示す石碑が芝5丁目に立つ。