双観山は宮城県松島町に位置する展望の山で、江戸時代初期の17世紀初頭ごろから景勝地として認識されるようになったと伝わる。「双観」の名は、松島湾と塩釜湾という「二つの観」を一望できることに由来するとされ、松島が伊達藩の治下に置かれた近世以降、松島一帯の景観が広く称えられるなかでその眺望が注目されたものとみられる。江戸時代に整備された松島四大観(壮観・麗観・幽観・偉観)とは別系統の眺望地として位置づけられ、四大観を補完する優れた展望ポイントとして地域に親しまれてきた。明治以降、松島が日本三景のひとつとして全国的に知名度を高めるとともに、双観山もその周辺の景観スポットとして観光客に知られるようになっ…