元和9年(1623年)12月4日、3代将軍徳川家光によるキリシタン弾圧政策のもと、東海道の江戸正面入口「札の辻」に近接した丘陵で行われた江戸最大のキリシタン殉教事件・元和の大殉教の舞台となった東京都旧跡。イエズス会宣教師ジロラモ・デ・アンゼリス、フランシスコ会宣教師フランシスコ・ガルベス、旗本原主水(胤信)ら50名が見せしめとして火刑に処され、同年12月24日には殉教者の家族24名を、さらに1640年までに多数の信徒を同地で処刑する大規模なキリシタン弾圧が断行された。処刑地には智福寺が建立されたが(後に練馬区へ移転)、現在は住友不動産三田ツインビル西館北側の高台に「都旧跡 元和キリシタン遺跡」の石碑が立ち、日本キリシタン史の最大級の殉教記念地として東京都の旧跡に指定されている。遠藤周作『札の辻』の題材にもなり、江戸鎖国政策・幕府のキリシタン弾圧の歴史を今に伝える重要史跡。