港区三田4丁目の三田台公園一帯に所在する縄文時代後期(約4,000〜3,000年前)の貝塚遺跡で、大正10年(1921年)に考古学者・藤枝隆太郎が調査・確認した東京湾岸の古代生活遺跡。戦後はNTT(電電公社)の所有地となっていたが、ビル建設に先立つ昭和53〜54年(1978-79年)の本格発掘調査で巻貝67種・二枚貝15種の計82種の貝類が出土し、当初前期と考えられていた年代が後期に訂正された。獣骨・魚骨・土器・石器の出土量が少ない一方で貝類が集中することから、**食料のための貝の加工場跡**であったと推定されており、縄文人の東京湾岸における交易・食料生産の実態を物語る貴重な遺跡として学術的に高く評価される。発掘調査後に遺跡本体は建設で消失したが、剥離保存した16m級の貝層断面が昭和53年(1978年)開園の**港区立初の遺跡公園「三田台公園」**に復元展示され、港区立郷土歴史館にも関連資…