函館朝市の起源は、第二次世界大戦終戦直後の1945年(昭和20年)頃にさかのぼる。終戦後の混乱期、近郊の農家が函館駅周辺に野菜や農産物を持ち寄って売り始めたのが始まりとされる。その後、函館が北洋漁業や沿岸漁業の主要拠点であったことから、水産物も扱われるようになり、次第に海産物中心の市場へと発展していったとされる。1950年代から1960年代にかけて市場の規模は急速に拡大し、函館の食の流通を支える重要な場として定着した。高度経済成長期以降、観光業の発展とともに市場は地元住民向けの生鮮市場としての役割に加え、観光客を対象とした食の体験拠点としての性格を強めていった。現在は函館駅西口に隣接し、約25…