目白台の台地から神田川沿いの低地に向かって広がる、肥後熊本藩細川家下屋敷の跡地に整備された池泉回遊式の大名庭園。幕末期に細川家の下屋敷となり、明治維新後は細川家本邸となった敷地で、目白台の高低差を巧みに活かした造園により上段から池へ向かう景観が江戸大名庭園の典型美を今に伝える。園中央の池は神田川から水を引き、対岸の松聲閣(しょうせいかく)は大正時代に細川家の学問所として建てられた木造建築で、平成28年(2016年)の大規模改修を経て庭園と一体の展示・休憩施設として公開されている。昭和35年(1960年)に東京都が買収、翌昭和36年(1961年)に新江戸川公園として開園、昭和50年(1975年)に文京区へ移管され、平成29年(2017年)に旧藩名を冠する現名称に改称された。敷地内には肥後六花(肥後菊・肥後椿・肥後山茶花・肥後朝顔・肥後芍薬・肥後花菖蒲)の植栽があり、隣接する永青文庫と併せて細…