天正11年(1583年)、前田利家は金沢城への入城に際し、越前府中城主時代から深く帰依していた曹洞宗の禅僧・大透圭徐を招き、現在の兼六園の地(金沢城石川門に相対する位置)に寺を創建した。前田家代々の菩提寺となり、慶長4年(1599年)に利家が没した際にはこの寺で葬儀が執り行われた。元和6年(1620年)、3代藩主・前田利常が現在地(宝町)に11,600坪の土地を与えて移築した。寛文9年(1669年)には5代藩主・前田綱紀が本堂・客殿・庫裏・山門を大規模に改築した。宝暦年間と明治元年(1868年)の2度の火災で多くの建物が失われたが、鎌倉時代13世紀の作と推定される仁王尊は焼け残り、現在も境内に…