宝蔵院(寳藏院)は横浜市金沢区柴町に所在する真言宗御室派の寺院で、山号は此木山、寺号は西方寺。本尊は大日如来坐像(坐像長二尺余)。同じ金沢区の洲崎にある龍源寺の末寺と伝わる。創建年代は明らかでないが、元禄年間の記録によれば、寳永7年(1710年)に寂した傳宥法印が元禄2年(1689年)に当地に堂宇を再建し、それまで貞光坊と称していた寺を「寳蔵院」と改めて中興開山したとされる。元の本尊は行基作と伝わる三尊弥陀であったが、元禄の中興時に大日如来へ改められた。寺宝の「木造阿弥陀如来及び両脇侍像」は横浜市有形文化財に指定されており、鎌倉地域の造像を物語る貴重な遺品として知られる。横浜金沢七福神の寿老人札所、東国八十八ヶ所霊場第76番札所でもあり、海の公園・柴漁港に隣接する立地から漁民の信仰も古くより集めてきた。
宝蔵院の創建年代は明らかでないが、元禄期の記録によれば、寳永7年(1710年)に寂した傳宥法印が元禄2年(1689年)に当地に堂宇を再建し、それまで「貞光坊」と称していた寺を「寳蔵院」と改めて中興開山したとされる。元の本尊は行基作と伝わる三尊弥陀であったが、中興時に大日如来坐像(坐像長二尺余)へ改められた。三尊弥陀(木造阿弥陀如来及び両脇侍像)は鎌倉時代の作と見られ、本尊変更後も寺内に伝来し、現在は横浜市有形文化財として保存されている。山号は此木山、寺号は西方寺、洲崎の龍源寺末。江戸期を通じて柴・洲崎の漁村信仰を支え、近代以降も東国八十八ヶ所霊場第76番、横浜金沢七福神の寿老人札所として広く参…