新宿区岩戸町に位置する真言宗豊山派の寺院で、慶長年間(1596-1615年)に開創されたと伝わる。山号は宝珠山。本尊は大日如来で、弘法大師空海の教えを継承する密教寺院として400年以上の歴史を持つ。江戸時代には牛込の寺町を構成する寺院の一つとして、周辺の武家屋敷に仕える人々や町人の菩提寺として信仰を集めた。境内には江戸時代の石仏や地蔵尊が残り、神楽坂の華やかな表通りから一歩入った静寂の中に歴史の深みを感じさせる。真言宗豊山派の本山・長谷寺(奈良)の末寺であり、護摩祈祷や写経会などの密教行事が今も営まれている。神楽坂の花街散策と合わせて、江戸の寺町文化に触れることのできる穴場寺院。東京メトロ牛込神楽坂駅から徒歩4分。