出水神社は、明治11年(1878年)に水前寺成趣園内に創建された神社である。成趣園はもともと17世紀中頃、肥後熊本藩第2代藩主・細川光尚が茶屋を設けたことに始まり、その後第3代藩主・細川綱利の時代に現在の回遊式庭園として整備されたと伝わる。明治維新後、版籍奉還・廃藩置県により藩主の地位を失った細川家を顕彰するため、旧藩士や地域の人々の尽力によって明治11年に出水神社が創建された。初代藩主・細川忠利をはじめとする歴代熊本藩主・細川家の霊が合祀され、藩政への感謝と崇敬を後世に伝える社として建立された。社名は庭園内に湧き出る「出水の湧水」に由来するとされる。国の特別名勝に指定されている水前寺成趣園の…