加藤神社の起源は、築城の名手として名高い加藤清正(1562〜1611年)の没後にさかのぼる。清正は慶長16年(1611年)に没し、その後、家臣たちが霊を弔うために廟を設けたのが当社の始まりと伝わる。江戸時代には細川氏が肥後藩を治めるなかでも、清正への民間信仰は根強く継続し、熊本城の守護神として篤い崇敬を集めた。明治維新後の神仏分離令を経て、明治時代に現在の形式の神社として正式に創建・整備されたとされる。その後、昭和54年(1979年)に現在の社殿が熊本城本丸に造営され、城郭内という特別な立地に鎮座するに至った。平成28年(2016年)の熊本地震では境内にも被害が及んだが、その後復旧工事が進めら…