坂本龍馬は天保6年(1835年)、高知城下上町の郷士・坂本八平の次男として現在地付近に誕生した。上町一帯はかつて土佐藩の郷士層が多く居住した地域であり、龍馬はここで少年時代を過ごし、日根野道場などで剣術を学んだとされる。嘉永6年(1853年)には江戸に出て北辰一刀流を修行し、後に土佐勤王党に加盟。文久2年(1862年)に脱藩を果たし、その後の薩長同盟や大政奉還へと続く活動の礎を土佐・上町の地で培った。龍馬の誕生地には長く石碑が建てられ、地域の顕彰活動が続けられてきた。こうした歴史的背景を踏まえ、高知市は誕生地に隣接する場所に記念施設の整備を進め、2004年(平成16年)に「龍馬の生まれたまち記…