伏見(ふしみ)は豊臣秀吉が文禄元年(1592年)に指月(しづき)の地に伏見城を築城し、慶長2年(1597年)に木幡山(こはたやま)に再建したことで発展した城下町・港湾都市。伏見港(ふしみこう)は淀川水系を利用して大阪・京都・奈良を結ぶ水上交通の要衝で、江戸時代には三十石船(さんじっこくぶね)が伏見〜大阪間を往来し、酒・米・物資を輸送した。「伏見の酒(ふしみのさけ)」は日本酒の二大産地(伏見・灘)のひとつで、伏見の伏流水(ふしみのふしりゅうすい・軟水)を使った酒造りが江戸時代から続く。現在も月桂冠・黄桜・キザクラ・宝酒造など多くの酒蔵が立ち並び、「伏見の酒蔵・白壁・柳の濠川(ごうがわ)」の景観は…