車折神社は、平安末期から鎌倉初期にかけて活躍した儒学者・明経博士の清原頼業(1122〜1189年)を祀る神社である。頼業の没後、その邸宅跡または墓所に社が営まれたと伝わり、創建は1189年頃とされる。社名の由来については、鎌倉時代中期、後嵯峨天皇(在位1242〜1246年)が嵐山に行幸した際、社前を通りかかった牛車の轅(ながえ)が突然折れたことに由来すると伝わり、これを神威の顕現とみなして「車折大明神」の神号が贈られたとされる。室町・江戸期を通じて地域の崇敬を集めたが、明治の神仏分離令以降、現在の車折神社として整備された。境内には芸能の神・天鈿女命を祀る芸能神社が設けられ、昭和以降、芸能界との…