慶長14年(1609年)、徳川家康は大坂方への備えと洪水の多い清須を捨てる「清須越」のため、九男・徳川義直の尾張藩居城として名古屋の地に築城を決定。翌慶長15年(1610年)から加藤清正・福島正則ら西国諸大名20家に助役を命じる天下普請で石垣工事が進められ、慶長17年(1612年)に天守が完成、元和元年(1615年)には本丸御殿も完成した。以後333年間、尾張徳川家17代の居城として江戸期を通じて栄えた。本丸御殿は将軍上洛時の御成御殿として使用され、徳川秀忠・家光・家茂ら歴代将軍が宿泊した。明治維新後、一時は破却が申請されたが、明治12年(1879年)に山縣有朋の進言で姫路城とともに保存が決定…