専修寺名古屋別院は、三重県津市に本山を置く真宗高田派の名古屋における拠点寺院である。真宗高田派の開基は親鸞聖人の直弟子・真仏上人(1202〜1260年)とされ、本山専修寺は中世以来、東国・東海地方における真宗教化の中心的役割を担ってきた。名古屋別院は1800年(寛政12年)頃に創建されたと伝わり、尾張地方における高田派の布教・教化の拠点として設けられたものとされる。近世を通じて名古屋周辺の門徒を統括し、本山と東海地方諸末寺とを結ぶ重要な機能を果たしてきた。明治期の宗教政策や近代化の波を経ながらも寺院としての活動を継続し、現在も真宗高田派東海地方の中核寺院として法務・布教・門徒教化にあたっている…