日光山の中心寺院として1250年以上の歴史を持つ天台宗の名刹。
世界遺産「日光の社寺」の一つで、東照宮・二荒山神社と共に日光山内を構成する。
三仏堂は日光山最大の木造建造物で、千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音の三体の巨大仏像を安置。
三仏堂の金色に輝く三体の仏像はそれぞれ高さ約8mで、見る者を圧倒する迫力。
大猷院は三代将軍家光の霊廟で、東照宮に勝るとも劣らない華麗な装飾が施されている。
常行堂では毎年正月に「強飯式」が行われ、山盛りの飯を食べることを強いる珍しい儀式。
宝物殿には日光山伝来の仏像・書画・工芸品など約3万点が収蔵されている。
逍遥園は小堀遠州の作と伝わる池泉回遊式庭園で、紅葉のライトアップが人気。
境内には樹齢数百年の杉の巨木が立ち並び、幽玄な雰囲気を醸し出している。
日光開山の勝道上人の精神を今に受け継ぎ、山岳信仰と仏教文化の融合を体現する。
天平神護2年(766年)、勝道上人によって開山された日光山の中心寺院。
勝道上人は四本龍寺を建立したのが始まりで、日光山の仏教信仰の基盤を築いた。
平安時代には天台宗の拠点として発展し、円仁(慈覚大師)が来山して教学を振興した。
中世には日光山座主が置かれ、500もの僧坊を擁する大寺院へと成長。
鎌倉・室町時代には武家の帰依も篤く、関東天台の中心道場として栄えた。
江戸時代に入ると天海僧正が日光山貫主となり、徳川将軍家との結びつきを深めた。
三代将軍家光は大猷院を日光山内に建立し、東照宮の近くで永眠することを望んだ。
慶安4年(1651年)完成の大猷院は、家光への遺愛を込めた荘厳な霊廟建築群。…