浜崎住吉神社の創建年代は明らかではないが、玄界灘に面した浜崎の地に古くから鎮座する古社とされる。住吉三神(底筒男命・中筒男命・表筒男命)を祀り、古来より海上交通の守護神として周辺の漁師や船乗りたちから篤く信仰されてきた。中世には玄界灘を往来する船人たちの航海安全・豊漁祈願の社として地域に根付いたとみられる。近世に入り、浜崎は唐津藩の湊町として発展し、港を行き交う人々の信仰を集めた。文禄・慶長の役(1592〜1598年)の際、豊臣秀吉が肥前名護屋城への往来の途中に当社へ参詣したと伝わり、武将との縁が語り継がれている。江戸時代を通じて唐津藩領内の海事関係者に崇敬され、社格と信仰が維持された。明治以…