松陰神社は、幕末の思想家・教育者である吉田松陰(1830〜1859年)を主祭神として祀る神社である。松陰は長州藩士の子として萩に生まれ、安政2年(1855年)頃から生家の敷地内に私塾「松下村塾」を開き、高杉晋作・伊藤博文・山縣有朋・久坂玄瑞ら明治維新を主導する多くの志士を育てた。しかし安政の大獄に連座し、安政6年(1859年)に江戸伝馬町の獄中で処刑、享年29歳であった。明治維新後、松陰の門下生たちは師の遺徳を顕彰するため、明治23年(1890年)に松下村塾跡地に隣接する現在地に松陰神社を創建した。大正4年(1915年)には県社に列格され、昭和になってからも社殿の整備が進められた。境内に現存す…