天長10年(833年)、第53代淳和天皇が平安京西郊の西院離宮(淳和院)へ移居する際、鎮守社として大和国・春日大社の四柱の神を勧請したことに創建が始まるとされる。この勧請にあたり、淳和天皇の皇女が疱瘡を患っていたが、社に祈願したところ平癒したという伝説が残り、病気平癒の霊験あらたかな社として広く信仰を集めた。淳和天皇崩御後も「淳和院(西院)」の地名はこの社とともに受け継がれ、平安時代を通じて皇族ゆかりの社として尊崇された。中世以降も地域の鎮守として氏子たちの篤い信仰を受け、境内には旅行安全の神として知られる還来神社も祀られるようになったと伝わる。近世には京都西部の在郷町・西院の産土神として地域…