創建年代は不詳だが、祭神の酒解大神(大山祇神)は古来より山の神・醸造の神として崇敬されてきた。山崎の地は古代から大山祇神信仰の拠点であり、当社は離宮八幡宮の上社として位置づけられ、天王山の山頂近くという霊地に鎮座して山岳信仰と酒造信仰を一体的に伝えてきた。中世には山崎が荏胡麻油の産地として栄えるとともに、酒造・醸造の守護神として当社への信仰も周辺地域に広がった。天正10年(1582年)の山崎の合戦では、当社が鎮座する天王山の山頂部がまさに両軍の決戦の場となり、羽柴秀吉が明智光秀を打ち破った。近世には離宮八幡宮との上下社の関係が整理され、天王山の守護神として崇敬が続いた。現在も酒造・醸造業者をは…