下京区猪熊通五条上る柿本町に位置する日蓮宗の寺院。大本山本圀寺の塔頭であり、天文4年(1535年)に日映上人が開山した。最大の見どころは境内の枯山水庭園で、織田信長が足利義昭のために作庭した鱗形の石を敷き詰めた独創的な流れの表現と、その名残の鳥帽子石が伝わる。庭園は天明の大火(1788年)後に荒廃したが、昭和36年(1961年)に近代造園の巨匠・重森三玲によって復元された。通常非公開だが特別公開時に拝観できる。天文法華の乱(1536年)では延暦寺側の焼き討ちで焼失した歴史を持ち、信長・義昭という戦国の権力者ゆかりのドラマが染み込んだ塔頭である。