真如堂(真正極楽寺)の草創は寛和元年(984年)で、比叡山・戒算上人(かいさん)が円融天皇の勅命を受けて開創した。当初は比叡山の山中に堂を営んだが、のちに現在地(左京区浄土寺真如町)に移った。
「真如堂」の名の起源となる逸話として、延暦寺の常行三昧堂に安置されていた阿弥陀如来が、如来自身の意志で比叡山を下りて女人の救済を誓ったとされる。この阿弥陀如来立像は「女性専念の如来」として庶民、特に女性の信仰を集め、「うなずき阿弥陀(頷き阿弥陀)」の別名が生まれた。
応仁の乱(1467〜1477年)で一帯が焼け、幾度かの兵火・火災を経て現在地に定着。現在の本堂は元禄6年(1693年)の建立(国の重要…